2005年04月27日

トレンドマイクロの高い代償

●トレンドマイクロの「ウイルスバスター 2005」という製品で、
セキュリティのパターンファイルを適用すると場合によってはPCが起動しなくなってしまう障害が発生した。

●今回の障害は、594パターンファイルを適用するとCPU使用率が100%に上昇してしまい、場合によってはPCが起動しなくなってしまうというもの。
Windows XP SP2、Windows Sever 2003、Windows Sever 2003 SP1で
発生する確率が高いそうだ。

●原因が解明されてみると、
「トロイの木馬」を検索するロジックで
特定条件が重なると無限ループを起こすというものだそうだ。

●このような「バグ」は開発業務をやっていると日常茶飯事で、
作る方も判っているので「テスト」に入る前の段階で無くなっているレベルのバグだ。

●テストの強化案が出されているが、
「普通」は当たり前にやるテストばかりだ。

●しかし、そこに罠がある。
今のIT業界開発状況は問題ばかりだ。
土日も無く働いて毎日終電間際まで働く事も当たり前になりつつある。

●このような状況では時間との勝負で
テスト期間を製造に充ててなんとか作るという状況もしばしばだ。
>単純にレビュワーが承認してしまっていたこと
とあるが、現場に丸投げで責任を持つべき人間がロクに見ていない状況が目に浮かぶようだ。

●製造者は「とにかく時間内に作らなきゃ」と焦り、強迫観念にも近い状況に追い込まれる。
ロクに寝てないので思考も正常じゃない。
当然、簡単なバグも見落としてしまう環境となってくる。

●予算と時間を削るのは限界近くまでなんとかなるようだが、
それでミスがあると、その代償は高くつく。
今回は「無限ループ」で3億円だ。
社長の給料が594円というのもなかなかだ。
この社長の姿勢は「オーナーの支払いを最後にする」という点でなかなか素晴らしいが、
これを機に再発させない事が重要だ。

●今回はたまたまウイルスチェックのバグだが、
これが電車の自動停止システムや、原発の制御システム等でバグが起こると
人命に関わる事態に発展するのではないだろうか?と考えるのは飛躍しているだろうか?
削れる予算と削れない予算について考え直さなければいけない時期にきているのかもしれな。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/04/26/7457.html
posted by SAT at 19:40| ☁| Comment(5) | TrackBack(4) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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